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さあ、はじめよう

20200702 「時給脳を越える(続編)」

時給脳の話は一部で好評でしたので続編を書きました。

時給脳から脱却できないのは「仕事」の捉え方の根本が違っているからです。

バイトをする時に気にするのが「時給」

学校を卒業する時に第一に見るのが「初任給」

が一般的です。

学生時代から「時給脳」が定着してしまっています。

それを仕事の価値に対する対価が報酬と切り替える事で時給脳から脱却できます。

ぶっちゃけシリーズなのでぶっちゃけますが、

私のセミナーの1時間あたりの報酬は2~10万円です。

検索すれば講師料の相場が出てきます。

しかし、はじめて講師として招聘され登壇するための事前準備期間は90日程度でした。たまたま、全ての仕事が無くなった時期でしたので1日16時間程度を準備に充てました。およそ1,440時間になります。

2時間のセミナーでしたので4万円でした。

4万円を得るために1440時間(事前準備時間)+2時間(当日登壇時間)を投入したので時給28円になります。

しかし、そのセミナーで顧客を獲得しました。さらに他のセミナーへ呼ばれるようになりました。その後200回ほどセミナーを行っている基盤となりました。
そして現在の自分が形作られました。

これを時給換算2000円程度と設定してしまうと20時間程度をかけてそれなりの物を完成させる事がゴールとなってしまいます。
それなりですので1回で打ち切り終了です。

時給換算が高い仕事につられてしまうと、自分で時給の壁を設定してしまう事になります。

2時間のセミナーの仕事で届けたい価値は何か?

に徹底的にこだわる事で時間給の壁を越えて価値提供へと脱却出来ます。

いきなりセミナーじゃなくても良いのです。

無理せず出来る小さな一歩を、

「さあ、はじめよう」

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さあ、はじめよう

20200701 「時給脳を越える」

いつも、時給換算で仕事をしていると時給の壁は越えられません。

時給1,000円が2,000円に上がったと喜ぶだけです。

私の事業再生コンサルタントの修行時代の経験をお伝えします。

その会社の1日当たりの報酬は10~20万円程度です。

ざっくり時給1~2万円です。

でも、そのための事前準備に費やす労力は計り知れません。

金融機関などから紹介を受ける事が多かったのですが、

直接会うまでは詳細な情報は知らされません。

業種や規模や地域などのアウトラインだけです。

限られた情報を基に、業種特有の課題や地域特性や競合情報などを事前に徹底的に調べます。

その上でお客さんの会社を訪問します。

そこでは、いくつかのポイントを押さえた質問をします。

その後提案の局面に入ります。

提案前の事前調査として1か月程度企業に入り込みます。

この期間は寝る間を惜しんで没頭します。

提案時には目が血走っている事もしばしばです。

そして、上記の報酬を含んだ形で提案します。

ここでうまく契約出来なければただ働き同然になります。

が、大抵は契約へとこぎ着けます。

すると、上述のような金額の仕事になるのです。

「言われた事をやったからいくらください」の時給脳ではなく、価値の対価を請求出来ます。

ま、私もこの考え方を徹底的に叩き込まれました。

現在、一緒にやっているパートナーにも徹底的に叩き込んでいます。

相手の期待値の枠内=時給換算ではなく、

相手の期待値を越える=価値換算で働く。

には何からはじめますか?

無理せず出来る小さな一歩を、

「さあ、はじめよう」

完全防備のつもり