感情に任せて怒ると、相手も感情で反発します。
特に「今どきの若者」に対しては丁寧に叱る事が大切です。
ある企業の新人教育の担当者が嘆いていました。
「今どきの若者の教育は難しい。反発させようとしても反発してこない。だからと言って従順かと言えばそうでもない。目上の人に対する態度とか見ているとブチ切れそうになる。自分に対しては自分が我慢すれば良いだけだけど。」
我慢は大事ですが、我慢しているこちらの事は誰も分かってくれません。
感情的になってはいけないと思うものの上手に叱る事はなかなか難しいですね。
「これはダメだ。あとできちんと叱らないと。」
という事実を目撃したら記録しておきます。
その上で、時と場所を変えて1対1できちんと叱ります。
「〇月〇日の~の時の事だけど、覚えているかい?」
と日付と時間を伝えます。
「その時に○○さんはどんな態度を取りましたか?」
と確認します。
本人なりに思い出します。
こちらが「ダメ」だと認識している事については覚えていません。
「そこで、あの時のこういう態度は良くありません。なぜなら、○○だからです。
○○さんはそのつもりが無かったのは分かります。しかし、捉え方は相手次第です。」
ときちんと叱ります。
ネチネチと引っ張らないために、
「で、昼飯何にしようか?」
とすっきりと話題を切り替えます。
感情に対しては感情で反発しますが、理屈で叱られると頭で理解しようとします。
感情的になりそうな時に思い出して使ってみてください。
怒るのではなく、叱るために出来る事は何ですか?
無理せず出来る小さな一歩を、
「さあ、はじめよう」