人と組織の潜在力を引き出す“人と組織のプロフェッショナル”内海透です。本来持っている潜在力を引き出すには自分らしさを発揮する事が重要です。自分らしさを阻害するのが人間関係です。人間関係で悩んでいる方が自分らしさを発揮するためのコツをお伝えします。
それでは、本題です。
こちらが本気で取り組んでいても、いつも高みの見物でお客さん目線。
あ~すればいいのに。何でそんなことするの?
と批判ばかりする人がいます。
いつも他人ごとです。
私は事業再生、組織変革などの「変える」支援を行っています。
高みの見物を決め込んでいる人は変える事の最大の抵抗勢力になります。
抵抗勢力だから排除すれば簡単です。
しかし、中小企業は常に人手不足です。
排除して新しい人を入れるには労力とコストがかかり過ぎます。
何とか他人ごとではなく自分ごとにしてもらう必要があります。
いつも他人ごとで高みの見物をする人にもそうなった理由があります。
その多くは、「認められていない」と本人がすねているからです。
自分はこれだけ頑張って来た。
なのに会社は、上司は評価してくれない。
その不満が会社や上司に対する無言の抵抗や批判となります。
彼らは承認されていないのです。
個別に丁寧に彼らの言い分を聞く。
「すごいね。」
「分かるよ。」
「辛かったね。」
と彼らを承認する事でスッキリします。
スッキリすると動けます。
この場面ではあくまで聞く事がメインです。
まだ説得してはいけません。
説得されている=自分を否定されていると感じてしまうからです。
人によっては1回吐き出すだけで動ける人もいます。
数回話を聞く事で大抵の人は聞いてくれた事に感謝します。
謝意を表した人に対してようやく
「一緒にやろうよ。」と行動を進めます。
が、たまにどうしようもなくひねくれてしまった人もいます。
そのような人は、自分はこのような場所で不貞腐れている人間ではない。
もっと違う活躍の場があるはずだ。
と自分の不遇を憂いています。
そのような人に関わると自分の大切な時間を失います。
上司に相談してあなたが抱え込まないようにしてください。
この場(会社)で自分の能力を発揮しないのであれば、あなたは会社には不要だと本人に理解させなくてはなりませんので。
いつも高みの見物をしている人は承認されていないのです。
彼(女)らを自分ごとにさせるには傾聴して承認する。
それでも無理なら上司や経営に任せる。
そうする事であなたは自分の仕事に打ち込みやすくなるでしょう。
あなたはあなたらしくが一番大事なのですから。
「らしく、生きよう」