目の前の仕事ばかりに全力投球していると全体最適が分からなくなります。
「上が決めた事だから。」で終わらせないようにしたいですね。
全体最適は難しい事ではありません。
仕事の繁閑差、資産の良・不良、在庫の過剰・欠品などに現れます。
私が営業の仕事をしていた時の話です。
「営業=営業車を一人一台。」が当然だと考えられていました。
私が働いていた東京営業所は御茶ノ水の駅前にありました。
その当時でも駐車場は月額8万円でした!
全員が毎日営業車で移動しているわけではないのにです。
お客様の会社は問屋さんと小売店です。
その多くは、都内のオフィス街ではなく郊外の物流団地にあります。
郊外の物流団地に行くには営業車は必要ですが、都心のドラッグストアやスーパーに行くのには不要です。
毎日全員が郊外の問屋さんに行くわけではないので1、2台は駐車場の中に止まっていました。
「これって無駄だよな~」と素朴に感じました。
で、営業部長に話しました。
早速、買い替え予定の1台の営業車の更新を止める事になりました。
年間100万円の固定的経費(駐車場)の削減+車両維持費の削減に繋がりました。
この経験がコンサルタントになってからも活かされています。
日々の仕事の中に全体最適を妨げる「当たり前」が眠っています。
素朴な疑問を大切にする事で全体最適を考えるきっかけに出来ます。
身の回りで出来る小さな一歩を、
「さあ、はじめよう」